ハッシュタグは投稿の中身を伝える目印
ハッシュタグは、その投稿が何についての投稿かを、Instagramと見る人に伝える目印です。付ければ見られる数が大きく増える、というものではありません。
先にこの点を押さえておくと、タグ選びに時間をかけすぎずに済みます。
ハッシュタグとは|#を付けた語で投稿を探せる仕組み
ハッシュタグとは、投稿の文の中で「#」のすぐ後ろに続けて書いた語のことです。
Instagramで投稿のタグを押すか、検索で #tokyocafe と打つと、そのタグが付いた投稿の一覧が出ます。
Instagramの責任者は、タグで見られる数は増えないと話している
Instagramの責任者のアダム・モセリ氏は、ハッシュタグで投稿が見られる数は増えず、投稿が何についてかを伝え、投稿どうしをつなぐための方法だと、繰り返し話しています。
2025年12月に上限を5個にしたときも、Instagramは、一般的なタグをたくさん付けるより、中身に合ったタグを5個以内に絞った方が、投稿の成績にも見る人の使い心地にもよい、と案内しています。
出典:Social Media Today「Instagram Implements New Limits on Hashtag Use」(2025年12月18日)
私がサポートしている店で運用していても、タグで表示回数が大きく左右されるとは感じていません。

基本的には、その投稿の内容に関連するハッシュタグで、なるべくターゲットを絞って選んでいます。ただ、ハッシュタグが投稿の表示回数(インプレッション)を大きく左右することは、そこまでありません。
ハッシュタグは、投稿の中身に合う語を5個以内で選べば十分です。地名+業態と分野のタグは一度決めたら使い回し、料理名のタグだけを投稿ごとに入れ替えれば、毎回の投稿でタグ選びに時間をかけずに済みます。
ハッシュタグは1投稿5個まで|2025年12月の変更
Instagramのハッシュタグは、1つの投稿に5個までになりました。
2025年12月にInstagramがクリエイター向けのアカウント(@creators)で発表した変更で、それまでは、もっと多く付けられました。変更はすべての利用者に順に広げられているので、アカウントによっては、まだ6個以上付けられることがあります。5個に収めておけば、変更の後もそのまま使えます。
出典:Instagram(@creators)のThreadsの投稿
古い解説記事の「10個以上付ける」は使わない
検索で出てくるハッシュタグの解説記事には、変更より前に書かれたものも残っています。そうした記事では「10個以上付けた方がよい」のように書かれています。
Instagramのハッシュタグの付け方を調べるときは、上限が5個に変わった2025年12月より後に書かれた記事かどうかを確かめましょう。
最初のコメントに残りのタグを書く方法も、5個を超えて付けるための手段としては使わず、本文の5個に収めましょう。
#の書き方|半角の#を付け、タグとタグはスペースで区切る
英単語を2つ以上つなげるタグは、スペースを入れずに続けて書きます。
#tokyo cafe と書くと、#tokyo だけがタグになり、cafe は普通の文字として残ります。
- #は半角で打つ
- 1つのタグの中にスペースを入れない(例:#specialtycoffee)
- タグとタグの間は半角スペースで区切る
タグは、キャプションの最後にまとめて置くと、本文が読みやすくなります。
外国人向けハッシュタグの選び方|地名+業態・料理名・分野
外国人向けのハッシュタグは、英語の地名+業態、料理名、分野の3種類から5個を選びましょう。
英語ハッシュタグの選び方|5個を3種類に割り振る
3種類のタグを、例・付ける数・役目で並べました。上から順に決めていくと、5個がそろいます。
| 種類 | 例 | 付ける数 | 役目 |
|---|
| 地名+業態 | #tokyocafe(東京のカフェ) #shinjukuramen(新宿のラーメン) | 1〜2個 | どの街の、何の店かを伝える |
| 料理名 | #cafelatte(カフェラテ) #tonkotsuramen(豚骨ラーメン) | 1〜2個 | その投稿に写っている料理を伝える |
| 分野 | #specialtycoffee(スペシャルティコーヒー) #coffeelovers(コーヒー好き) | 1〜2個 | 同じ好みの人が見ているタグにつなげる |
スクロールできます →
料理名のタグは、投稿ごとに写っている料理に合わせて付け替えましょう。
地名+業態と分野のタグは毎回同じでも、料理名のタグだけを入れ替えれば、投稿ごとに中身に合ったタグになります。
実際に付けている5個|#tokyocafe #cafelatte #rainbowlatte #specialtycoffee #coffeelovers

私がサポートしているコーヒー店では、#tokyocafe、#cafelatte、#rainbowlatte、#specialtycoffee、#coffeelovers の5個を、私が自分で決めました。5個を1つの投稿に同時に付けたこともあります。
5個を種類ごとに分けると、次の通りです。
| タグ | 種類 | 日本語の意味 |
|---|
| #tokyocafe | 地名+業態 | 東京のカフェ |
| #cafelatte | 料理名 | カフェラテ |
| #rainbowlatte | 料理名 | 虹色のラテ |
| #specialtycoffee | 分野 | スペシャルティコーヒー |
| #coffeelovers | 分野 | コーヒー好き |
スクロールできます →
地名のタグを、#tokyo のように街の名前だけにしなかったのには理由があります。

#tokyocafe にしたのは、tokyo に興味のある人が tokyo cafe に興味があるとは限らないからです。ターゲットをより絞って、投稿の内容をInstagramに理解してもらうためでもあります。
地名のタグは、#tokyocafe のように街の名前に店の業態をつなげた形にしましょう。
#tokyo だけでは、東京の何についての投稿なのかが伝わりません。業態までつなげておけば、カフェの投稿だということがタグからも分かります。
店に看板の一品があるなら、付けるタグのうち1個はその料理名にしましょう。
#rainbowlatte のように、その店で出している看板の一品の名前は、投稿の中身をそのまま表すタグになります。
体験・小売の店に置き換えたときのタグの例
飲食店以外の店も、3種類のタグを組み合わせて5個にする方法は同じです。業態ごとに5個の例を並べました。
| 業態 | 5個の例 |
|---|
| 京都の茶道体験 | #kyototeaceremony(京都の茶道) #kyotoexperience(京都の体験) #matcha(抹茶) #wagashi(和菓子) #japaneseculture(日本文化) |
|---|
| 大阪の包丁店 | #osakashopping(大阪の買い物) #japaneseknife(和包丁) #santoku(三徳包丁) #kitchenknife(包丁) #cookingtools(調理器具) |
|---|
| 新宿の居酒屋 | #shinjukuizakaya(新宿の居酒屋) #yakitori(焼き鳥) #sashimi(刺身) #izakaya(居酒屋) #shinjukunightlife(新宿の夜) |
|---|
体験や小売の店は、料理名の代わりに体験の名前や商品の名前をタグにします。
#japanや#travelだけでは、どの店か伝わらない
#japanや#travelのような広いタグは、5個のうち1個までにしましょう。
Instagramは、たくさんの一般的なタグより、投稿の中身に合った少数のタグを付けるよう勧めています。#japan や #travel では、どの街の何の店かが伝わりません。
広いタグは5個のうち1個までにする
旅行のタグを5個並べると、どの街の何の店なのかが、タグからは伝わりません。新宿のラーメン店が豚骨ラーメンの写真に付けるタグを例に、悪い付け方と良い付け方を比べます。
良い例は、街の名前と料理名を5個のうち3個のタグに使い、#ramen を分野のタグにして、旅行のタグは #japantravel の1個だけにしています。
投稿の中身と関係のないタグは付けない
投稿に写っていない料理や、店のない街の名前をタグにしないようにしましょう。
5個に絞る変更は、投稿と関係のないタグを減らすためのものです。付けがちな関係のないタグは、次のようなものです。
- 東京の店の投稿に #kyoto(京都)を付ける
- コーヒーしか写っていない投稿に #sushi(寿司)を付ける
- 投稿数が多いという理由だけで #love #instagood(愛/インスタ映え)を付ける
1つの投稿にタグは5個しか付けられないので、関係のないタグを1個外せば、店のある街や写っている料理のタグを1個増やせます。
タグと同じ語を、英語のキャプションにも書く
タグは5個しか付けられないので、地名と料理名は英語のキャプションの本文にも書いておきましょう。
タグを押さずにキャプションを読む人にも、どの街の何の店かが伝わります。
実際に出した英語キャプションの冒頭2行と日本語訳
実際にカフェで出した投稿の英語キャプションから、冒頭の2行を載せます。英文は投稿に書いた順に並べ、右の列に日本語訳を付けました。
| 英語 | 日本語訳 |
|---|
| POV: You struggle with social interaction 😭 | POV:人付き合いが苦手なあなたへ 😭(POVは「その人の目線で見た」という意味の決まり文句) |
|---|
| A good café break is more than what's in your cup ☕️🤍 | いいカフェ休憩は、カップの中身だけでは決まりません |
|---|
この2行の後に、豆の焙煎や、ドリンクと合わせるフードのことを短い段落で続け、ハッシュタグは最後の1行にまとめました。

キャプションは全文英語で書いていて、店のことを簡潔に伝えるよう、英語で直接AIに考えさせています。
この投稿では、店名のタグを除くと、#specialtycoffee、#tokyocafe、#coffeelovers の3個を付けました。
ハッシュタグの上限は5個でも、1つの投稿に5個すべてを付けなくてもよいです。投稿の中身に合わないタグで5個を埋めるより、合うタグだけを付けましょう。
キャプション1行目の書き出しの作り方や、英語のキャッチコピーの考え方は、こちらの記事で紹介しています。
位置情報タグに店の名前を出す
投稿には、ハッシュタグとは別に、店の場所を示す位置情報タグを付けられます。投稿画面の「場所を追加」で自分の店の名前を検索し、候補に店が出るかを確かめておきましょう。
位置情報タグの付け方とプロフィールの英語の書き方は、飲食店のInstagramの記事にまとめています。
日本語のタグは、日本のお客様にも届けたい店だけ残す
日本語のハッシュタグを残すかどうかは、その投稿を日本のお客様にも届けたいかで決めましょう。
1つの投稿に付けられるハッシュタグは5個までなので、日本語のタグを1個残すと、英語のタグは4個になります。
| 店のお客様 | キャプション | 日本語のタグ | 英語のタグ |
|---|
| 外国人のお客様が中心 | 英語だけ | 0個 | 5個 |
| 日本のお客様も多い | 日本語と英語 | 1〜2個 | 3〜4個 |
スクロールできます →
外国人のお客様に絞る投稿は、キャプションもタグも英語だけにする
キャプションを英語で書いたら、タグも英語にそろえましょう。
英語のタグから投稿を開いた人は、キャプションも英語で読めるので、どの店の何の料理かがその場で分かります。

私が代行を始めてから、日本語のタグを付けたことはありません。
日本のお客様が減らないか気になる店は、すべての投稿を一度に英語へ切り替えなくても大丈夫です。外国人のお客様に届けたい投稿から、キャプションとタグを英語だけにしましょう。
日本のお客様も多い店は、日本語のタグを1〜2個残す
日本語のタグを残すなら、日本のお客様が検索で打つ地名+業態のタグにします。#新宿ラーメン のような形です。
日本語のタグを残す投稿でも、英語のタグは3個以上付けましょう。
英語のタグが2個以下になると、地名+業態・料理名・分野の3種類がそろわなくなります。
英語以外のタグは、口コミの言語で決める
韓国語や中国語など英語以外のハッシュタグを足すかは、主に自分の店のGoogleマップに届いている口コミの言語を見て決めましょう。
口コミを書いたお客様は、すでに店に来ている人たちです。Instagramのインサイトで国別のリーチを見られる店は、あわせて参考にします。ただし外国語のタグを1個足すと、英語のタグが1個減ります。
口コミの言語で、どの国のお客様が来ているかを確かめます。そのうえで、その国のお客様をもっと増やしたいなら、その言語のタグを1個足します。欧米のお客様を優先したいなら、英語のままにします。
中国のお客様のように、Googleマップをあまり使わないお客様は、口コミに出にくいことも覚えておきましょう。
韓国語のタグを足す前に、口コミの言語を確かめる
Googleマップで自分の店を開き、届いている口コミを新しいものから順に見ていきます。
- 英語・韓国語・中国語など、どの言語の口コミが多いかを確かめる
- 韓国語が多ければ、Instagramの投稿に付けるハッシュタグに #도쿄카페(東京カフェ)のようなタグを1個足すことを考える

韓国語の口コミがまとまって届いていて、返信も韓国語で書いています。欧米のお客様にも来てほしいので、韓国語の投稿まではしていません。中国のお客様もよく来られますが、Googleマップを使わない傾向があります。韓国語や中国語のハッシュタグを付けたことはありません。付けた方がよいかを店の方から聞かれたこともありません。
口コミに返信する言語と、Instagramの投稿に付けるハッシュタグの言語は、分けて決められます。口コミへの返信はそのお客様の言語で書き、タグは店に来てほしいお客様の言語に合わせましょう。
欧米のお客様も狙う店は、英語のタグを優先する
欧米のお客様にも来てほしい店は、日本語のタグを残す場合も1個までにして、ハッシュタグ5個のうち4個以上を英語にしましょう。
アメリカ・イギリス・オーストラリアなどのお客様にも投稿を見てもらいたいなら、英語のタグを減らさない方がよいです。
届き方はインサイトで見る|タグだけの効果は分からない
投稿がどのくらい見られたかは、Instagramのインサイトで見られます。ただし、ハッシュタグだけの効果は分けて見られません。
インサイトの数字には、タグのほか、おすすめへの表示やリールの出来がまとめて表れるためです。
外国人に届けたい投稿は、リールで出す
私がサポートしている店では、外国の方に届けたい投稿はリールにしています。

外国の方はリールしか見ないですし、リールをあげた方が拡散力があると感じています。虹色のラテのリールは10万回再生されました。
フォロワーに外国人のお客様がまだ少ないなら、外国人のお客様に届けたい投稿はリールで出しましょう。
インサイトは投稿の1週間後に見る
インサイトとは、投稿がどのくらい見られたかを、Instagramが数字で出してくれる画面のことです。プロアカウント(ビジネスアカウントかクリエイターアカウント)に切り替えると見られます。
インサイトは投稿から1週間たった日に見る、と決めておくと、リールごとの数字を同じ条件で比べられます。
再生数が伸びたリールと伸びなかったリールで、写っているもの・最初の1秒・キャプションを比べると、次のリールの作り方に生かせます。
来店につながったかは、お客様に聞いて確かめる
インサイトの画面には、投稿を見た人が店に来たかどうかは表示されません。店に来たお客様の中には、Googleマップの口コミや広告など、Instagram以外のきっかけで来た人も混ざっています。
来店のきっかけは、インサイトとは別に、お客様に直接聞いて確かめましょう。
会計のときに、次のように一言聞いてみましょう。
「Where did you first hear about us?」(最初にどこでこの店を知りましたか)
「Instagramで見ましたか」と聞くと、「はい」と答えやすくなるので、きっかけを選ばせない聞き方にします。
英語タグは地名・業態・料理名から5個に絞る
外国人向けのハッシュタグは、英語の地名+業態・料理名・分野から5個以内に絞り、同じ語を英語のキャプションにも書きましょう。タグに期待しすぎず、外国の方に届けたい投稿はリールで出します。
次の投稿までに、この順で取り組んでみてください。
- 店のある街の名前+業態と、出している料理名を英語で書き出す
- 書き出した語から5個を選び、#japan のような広いタグは1個までにする
- 選んだ5個と同じ語を英語のキャプションにも書き、次のリールを出す
インバウンド集客でお困りの方はぜひTABICOにご相談ください。