伝わらない英語の例|抽象語・日本語の用語・場所の言い方
外国人に伝わらない英語は、3つの型に分けられます。どの店にも当てはまる言葉、日本語の用語をローマ字にしただけの言葉、日本人にしか分からない場所の言い方です。自分の店の英文に、どの店にも当てはまる言葉、日本語をローマ字にしただけの言葉、日本人にしか分からない場所の言い方が混ざっていないかを、1文ずつ確かめましょう。
3つの型を、伝わらない例と直した例で並べました。今の英文が「伝わらない例」の列に近ければ、「直した例」の形に書き直します。
型 伝わらない例 直した例 直した例の日本語訳 どの店にも当てはまる言葉 Authentic Japanese hospitality (本物の日本のおもてなし) Family-run izakaya with 12 seats. English menu available. 家族で営む12席の居酒屋。英語メニューあり。 日本語の用語をそのまま使う Enjoy teishoku in a kominka (古民家で定食をどうぞ) Set meals of grilled fish, rice and miso soup in an old wooden house 古い木造の家で食べる、焼き魚・ご飯・味噌汁の定食 日本人にしか分からない場所の言い方 In front of the station (駅前) 3 min walk from Exit A2 of ◯◯ Station ◯◯駅A2出口から徒歩3分
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どの店にも当てはまる言葉(authentic・hospitality・famous for)
authentic(本物の)、hospitality(おもてなし)、famous for(〜で有名)は、近所の別の店にもそのまま書ける言葉です。どの店のページにも同じ言葉が並んでいると、読んだ人は店どうしを比べられません。famous for も、何で有名なのか、誰がそう言っているのかが書かれていなければ、読んだ人には確かめようがありません。
店名を隠して読んだときにどの店か分からない英文は、お客様が店を選ぶ材料になりません。
どの店にも当てはまる言葉で書く
Enjoy the true taste of Japan. (本物の日本の味をお楽しみください)
料理と駅からの分数で書く
Soy-sauce ramen with clear chicken broth. 3 min from ◯◯ Station. (澄んだ鶏がらスープの醤油ラーメン。◯◯駅から徒歩3分)
良い例には何を食べられるかと駅から何分かの2つが書かれているので、読んだ人がそのまま今日の予定に組み込めます。
日本語の用語をそのまま使う(kominka・teishoku)と料理名の言い換え
kominka や teishoku をローマ字で書いても、日本語を知らない人には音の並びにしか見えません。日本語の用語を残したい場合は、その用語のすぐ後ろに、それが何を指すのかを英語で書き足します。
Teishoku (set meal with rice, miso soup and pickles)
(定食:ご飯・味噌汁・漬物がつくセット)
Kominka (a traditional old wooden house)
(古民家:昔ながらの古い木造の家)
日本語の用語を使うときは、その用語のすぐ後ろに、それが何を指すのかを英語で添えます。
どの料理に英語の説明をつけるか迷ったら、見ただけでは何が入っているか分からない料理から選びます。品名の訳し方は、英語メニューの書き方の記事にまとめています。
日本人にしか分からない場所の言い方(「駅前」「〇〇通り沿い」)
出口がいくつもある駅では、「駅前」と書かれても、どの出口の前なのかが分かりません。「〇〇通り沿い」も、その通りの名前を知っている人にしか伝わりません。
店の場所を英語で書くときは、駅の出口番号と、そこから徒歩何分かで書きます。 店が2階や地下にあるなら、何の上にあるか、何の下にあるかも添えましょう。
On the 2nd floor, above a convenience store. 1 min from Exit 3 of ◯◯ Station.
(コンビニの上の2階。◯◯駅3番出口から徒歩1分)
入口が分かりにくい店は、Googleマップの投稿や写真で、階段やビルの入口を見せておくと、店の前で迷われにくくなります。
3つの型のうち、ツアーの最中にお客様から意味を聞かれることが多いのは、日本にしかないものの名前です。
ツアーのお客様に意味を聞かれるのは、大根おろしや梅のような、日本にしかない独特のものです。これは1つずつ説明してあげています。
ツアーならその場で説明できますが、店の英文はお客様が一人で読みます。自分の店の英文から日本にしかないものの名前を探し出して、1つずつ、それが何なのかを英語で書き足しておきましょう。
英語キャッチコピーは「何が・誰に・どこで」の3点で作る
英語のキャッチコピーは、何ができるか・誰向けか・どこにあるかの3点を、事実で書きます。 「少人数」「英語の案内あり」「駅から徒歩3分」のように、読んだ人が旅行の予定に組み込める情報を選びます。3点がそろっていれば、短い英語でも意味は通じます。
自分の店で書き出す3点
何ができるか・誰向けか・どこにあるかを、日本語で書き出す 書き出した中から、数字や名前で言える事実だけを残す 残った事実を、英語の一文にまとめる
1つ目は、何ができるかを動詞で書く(Wear・Taste・Make)
英文の書き出しは、お客様が店で何をするかを表す動詞にします。
Wear a kimono and walk around ◯◯.(着物を着て◯◯を歩く) Taste five local sakes.(地酒を5種類飲み比べる) Make your own soba noodles.(そばを自分で打つ)
Enjoy(楽しむ)や Experience(体験する)で始めると、お客様が何をするのかは、その後に続く言葉を読むまで分かりません。Enjoy Japanese culture(日本文化を楽しむ)では、着物を着るのか、お茶を飲むのかが分かりません。
体験の紹介文は、お客様がすることを表す動詞(Wear・Taste・Make など)で始めます。 飲食店は料理名から、予約サイトの商品名は街の名前から始めます。
2つ目は、誰向けかを書く(初めての方・英語の案内・少人数)
誰向けかの部分には、外国人のお客様が予約の前に気にすることを書きます。
First-timers welcome(初めての方も歓迎) English-speaking staff(英語を話すスタッフがいます) Up to 6 people(最大6名) Kids welcome(お子様連れ歓迎)
英語を話せるスタッフがいない日があるなら、English-speaking staff とは書かずに、English menu available(英語メニューあり)にします。書いたことと当日の対応が違うと、口コミで指摘されるもとになります。
誰向けかの部分には、店が当日実際に対応できることだけを書きます。
3つ目は、どこにあるかを駅からの分数で書く
旅行中のお客様は、電車で移動して、駅から歩いて店に向かうことがよくあります。場所は「3 min walk from ◯◯ Station」(◯◯駅から徒歩3分)のように、駅の名前と、駅から歩いて何分かを書きましょう。駅名のつづりは、駅の看板に出ているローマ字に合わせます。駅から歩けない店は、最寄りのバス停からの分数か、駐車場の有無を書きます。
3点を一文にまとめると、こうなります。
Make your own soba with English instructions. Up to 6 people, 5 min walk from ◯◯ Station.
(英語の説明つきで、そばを自分で打てます。最大6名、◯◯駅から徒歩5分)
何ができるか・何人まで参加できるか・駅から歩いて何分かの3点を一文にまとめると、短い英文でも、旅行中のお客様が予定に組み込めるようになります。
3点のうちどこでほかの店との違いを出すかは、予約サイトの審査でも問われます。
審査では、予約サイトの中にすでに似ている商品があると、通らないことがあります。なので文面を毎回少し工夫して、ほかの商品やツアーとの違いが分かるようにしています。
英文を書く前に、予約サイトで、同じ街にある似た体験の商品ページを開いてみてください。3点のうちどれならほかと違うと言えるかを確かめておくと、その違いを英文の中心に置けます。
予約サイト・Googleマップ・広告で英語を書き分ける
同じ店の紹介でも、予約サイトの商品名、Googleマップの説明文、広告の英文では、読まれる場面と書ける長さが違います。伝える3点は同じでも、予約サイト・Googleマップ・広告のそれぞれで、書く量と並べる順番を変えます。
体験予約サイト(OTA)とは、Online Travel Agentの略で、Viator・GetYourGuide・Klookのように、旅行者が旅先の体験やツアーを探して予約するサイトのことです。
置き場所ごとに決めること
予約サイトの商品名に含める、ほかの店に無い要素を1つ決める Googleマップの説明文に書く特徴と最寄り駅を書き出す 広告を押した人が開くページを、問い合わせのページにするか予約のページにするか決める
3つの置き場所を、読まれる場面・長さ・3点の並べ方で比べました。文字数の上限は各社が決めているので、書く前に管理画面で確かめてください。
置き場所 読まれる場面 長さ 3点の並べ方 予約サイトの商品名 検索結果の一覧で、似た商品と並べて見られるとき 一行 街の名前+何ができるか+ほかの店に無い要素 Googleマップの説明文 店のページを開いて、行くかどうか決めるとき 数行の文章 何ができるか→誰向けか→最寄り駅からの分数 Meta広告(Instagram・Facebookの広告) 画面を流し見しているとき 一言〜一文 何ができるかを一言で。場所は進んだ先のページで伝える
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予約サイトの商品名は「街の名前+商品+ほかの店に無い要素」
商品名の英語は、検索結果の一覧で選ばれるかどうかに関わります。
予約サイトに載せている商品があまり売れていないと、店の方から相談を受けたことがあります。弊社の英語のコピーライターが商品名と紹介文を書き直し、写真には実際にツアーや体験に参加して楽しそうにしているお客様の様子を入れました。そのあと、予約が入るようになりました。
売れていない商品があるなら、まず商品名と紹介文の英語を読み返してみてください。その店で何ができて、店がどこにあるのかが、英語だけで伝わるかを確かめます。あわせて、価格・写真・口コミの数も、同じ街の似た商品と比べて見直しましょう。
予約サイトの検索結果には、同じ街の似た商品が並びます。商品名は、街の名前、何ができるか、ほかの店に無い要素の順に組みましょう。着物レンタルなら、写真撮影がついていることを、ほかの店に無い要素として商品名に入れる、といった形です。
◯◯: Soba Making Class with Tempura Lunch
(◯◯:天ぷらの昼食つき、そば打ち体験)
商品名に入れる「ほかの店に無い要素」は、同じ街の似た商品で、予約サイトにすでに載っているページを見てから決めます。
商品名の書き方には、予約サイトごとの決まりもあります。GetYourGuideの品質ガイドラインでは、商品名は体験をする場所(都市名など)から書き始め、何の体験かが分かるカテゴリ名を入れることになっています。価格や割引を商品名に入れることはできず、「少人数」と書けるのは、日帰りツアーなら15名以下、複数日のツアーなら18名以下、そのほかは10名以下の場合に限られます。
予約サイトでは、すでに似た商品が載っていると差し戻されることがあります。ViatorでもGetYourGuideでもありましたが、私が担当した範囲では、Klookで同じ種類の商品が多いという理由で審査を通らないことが特に多いです。
一方で、自分の店の商品を、時間や言語だけ変えて別の商品として出すことは、GetYourGuideでは禁止されています。時間や言語の違いは、1つの商品の中の選択肢として登録しましょう。
Klookの審査で差し戻されたときの対応は、Klookの掲載方法の記事で紹介しています。
Googleマップの説明文は、店の特徴と最寄り駅を並べる
Googleマップの説明文とは、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに出る店の情報を管理する無料のサービス)で、店が自分で書ける紹介文のことです。店のページを開いた人が、行くかどうかを決めるときに読みます。
説明文には、店の特徴と最寄り駅からの分数を、事実だけで並べます。
Googleの決まりでは、説明文にはリンクを入れられません。「すべて50%引き」のように割引や特典を強く押し出す書き方もできないので、英語の説明文も、店で何ができるかと場所の事実だけで組みます。
Family-run izakaya near ◯◯ Station. We serve grilled chicken skewers and local sake from Niigata. English menu available. 12 seats. 3 min walk from Exit A2.
(◯◯駅近くの家族経営の居酒屋。焼き鳥と新潟の地酒を出しています。英語メニューあり。12席。A2出口から徒歩3分。)
事実を並べていくと、文字数の上限に当たることがあります。
Googleマップの説明文や予約サイトの商品名で、文字数の上限に当たって言葉を削ったことはあります。そのときは特に考えずに、適当に削っていました。
どの言葉から削るかを決めないまま短くすると、駅からの分数のような、お客様が予定を立てるのに要る事実まで消えてしまうことがあります。説明文が文字数の上限に当たったら、authentic(本格的な)のような飾りの言葉から削りましょう。削っても、何ができる店か・誰向けの店か・最寄り駅から徒歩何分かの3点は残します。
広告の英文は短くし、押した先のページも一緒に決める
Meta広告とは、Meta社が運営するInstagramとFacebookに出せる広告のことです。画面を流し見している人に向けて出すので、英文は一言か一文に収めます。
広告に載せる英文を決めるときは、広告を押した人が次に進むページも一緒に決めておきます。
弊社のツアーの広告では、「Tokyo local guide」(東京の地元ガイド)という英文と、家族が楽しそうにツアーに参加している写真を使いました。写っているお客様には、事前に許可をいただいています。英文はほかにもいくつか試しています。広告の運用では、ABテストなどで、いくつものパターンを試すのが大事です。広告から予約と決済に直接進んでもらう形では予約につながらず、問い合わせに進んでもらう形に変えてから予約が入るようになりました。
広告で初めて店を知った人は、いきなり決済の画面に進むと予約をためらいやすい、と考えています。広告の英文は1つに絞らず、何パターンか用意して、どれに反応が多いかを出し比べましょう。
日程や人数の相談が要る体験やツアーは問い合わせのページに、席の予約が要らない飲食店はGoogleマップの店のページや英語メニューに進んでもらう形も考えられます。問い合わせにする場合は、英語の問い合わせに当日中に返信できる体制を先に決めておきましょう。広告を配信する相手の絞り方や予算の決め方は、Meta広告の記事で紹介しています。
観光の英語キャッチコピー例文と商品説明のテンプレート
観光や体験の英語は、「何ができるか → 中身の具体 → 場所と時間」の3段で組みます。 この形なら業種が違っても同じ手順で書けて、店名・地名・駅名を入れ替えるだけで自分の店の英文になります。
Instagramで公開した英語キャプションの組み立て
担当している店のInstagramでは、英語のキャプションを書いて公開しています。どんな内容をどの順番で並べているかを紹介します。
担当している店のInstagramの英語キャプションは、店の特徴をAIに渡して英語にしてもらいました。
キャプションの並べ方は、3段の組み方と同じです。
最初の1〜2文:この店で何ができるか、どう過ごせるか 真ん中:店で出しているものの具体的な中身。メニューや素材を名前で書く 最後:最寄り駅から何分で着くかと営業時間 末尾:店の業種や街に合ったハッシュタグ
AIに渡す店の特徴もこの順番で並べておくと、AIが書いた英文をあとから並べ替える手間が減らせます。
ハッシュタグの前の行は、最寄り駅から何分で着くかと営業時間にします。
自分の店の投稿を見直して、最後の行に最寄り駅から何分で着くかと営業時間が入っているかを確かめましょう。
商品説明の英語テンプレート|何ができる→中身→場所と時間
商品説明を「何ができるか→中身→場所と時間」の3段で書く組み方を、そのまま使える型にしました。英語の〔 〕に自分の店の事実を当てはめ、日本語訳の列で意味を確かめながら書きます。
段 英語の型 日本語訳 1. 何ができるか 〔Verb〕 〔what〕 in 〔town〕. 〔街〕で〔何〕を〔する〕。 2. 中身の具体 〔Detail 1〕. 〔Detail 2〕. 〔Who it's for〕. 〔中身1〕。〔中身2〕。〔誰向けか〕。 3. 場所と時間 〔X〕 min walk from 〔station〕 Station. Open 〔hours〕. 〔駅〕から徒歩〔X〕分。営業時間〔時間〕。
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そば打ち体験の店で型に当てはめた例です。
Make your own soba in ◯◯. Lunch included, taught in English. Up to 6 people. 5 min walk from ◯◯ Station. Open 10:00–15:00.
(◯◯でそばを自分で打てます。昼食つき、英語で教えます。最大6名。◯◯駅から徒歩5分。営業時間10:00〜15:00。)
英語の型の〔 〕の中だけを、自分の店の事実に入れ替えます。
飲食・体験・小売の英語キャッチコピー例文
業種ごとに、3段を一文にまとめた例です。駅名と分数を自分の店のものに置き換えて使ってください。
業種 英語 日本語訳 飲食(居酒屋) Grilled chicken skewers and 20 kinds of local sake. Counter seats, English menu. 2 min from ◯◯ Station. 焼き鳥と20種類の地酒。カウンター席、英語メニューあり。◯◯駅から徒歩2分。 飲食(カフェ) Matcha latte made with stone-ground tea from Uji. Free Wi-Fi. 4 min from ◯◯ Station. 宇治の石臼挽き抹茶を使った抹茶ラテ。無料Wi-Fiあり。◯◯駅から徒歩4分。 体験(そば打ち) Make your own soba and eat it for lunch. Taught in English, up to 6 people. 5 min from ◯◯ Station. 自分で打ったそばを昼食に。英語で教えます、最大6名。◯◯駅から徒歩5分。 小売(箸) Pick a pair of handmade chopsticks and get your name engraved in 10 minutes. 1 min from ◯◯ Station. 手作りの箸を選んで、10分で名前を彫ってもらえます。◯◯駅から徒歩1分。
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どの業種の英語キャッチコピー例文も、動詞か料理名で始まり、駅から徒歩何分かで終わっています。
AIで訳した英語、そのまま使える文と直す文の見分け方
店の特徴を事実だけの日本語で書き出してからAIに渡せば、Googleマップの説明文はそのまま使える英文になることがあります。 一方で、口コミ返信やキャッチコピーは、ChatGPTやGeminiのような生成AIに店ならではの特徴を入れるよう指示しないと、どの店にも当てはまる文になりがちです。ネイティブチェック(英語を母語とする人に英文を確認してもらうこと)を頼むかどうかは、AIが出した英文のうちどれを直すかを決めてから考えましょう。
Googleマップの説明文は、事実だけの日本語を渡せばそのまま使えた
説明文は、店の特徴を日本語のままAIに渡して英語にしてもらいました。出てきた英文は確認しましたが、直さずにそのまま登録しています。
AIへの渡し方は、特に工夫していません。
店の特徴は箇条書きにせず、日本語で書いた文章をそのまま英訳してもらいました。
説明文は、料理・席数・支払い方法・最寄り駅といった事実を並べる文章なので、AIが言葉を飾る余地があまりありません。日本語の説明文がすでにあるなら、箇条書きに直さなくても、その文章をそのままAIに渡せます。AIが出した英文を確かめるときは、英文の料理名・駅名・営業時間が、日本語の説明文と一致しているかを見ます。
料理・席数・最寄り駅のような事実だけで書いた日本語の説明文なら、AIが訳した英文を確認したうえで、直さずにそのまま登録できます。 こだわりや思いを長く書いた日本語の文章は、先に事実だけの日本語に書き直してからAIに渡します。
口コミ返信とキャッチコピーは、指示が無いと決まり文句になる
AIに「英語で返信して」とだけ頼むと、Thank you for your kind review. We hope to see you again soon.(素敵な口コミをありがとうございます。またのお越しをお待ちしています)のような、どの口コミにも使える文が出てきます。キャッチコピーも同じで、指示が少ないと authentic や traditional が並んだ英文になります。
口コミ返信をAIに頼むときは、その口コミに書かれた料理や場面を1つ選び、それを返信に入れるよう指示に書き加えます。 口コミを書いてくれたことへのお礼と、来店へのお礼の2つは、どの返信にも含めましょう。
口コミには、韓国語やスペイン語で届いたものも含めて、投稿者の言語で返信しています。返信文の組み立て方は、こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
AIに渡す日本語には、料理名と駅からの分数を書く
AIから出てくる英文は、渡した日本語の具体さで決まります。体験の店がキャッチコピーをAIに頼む場面で、2通りの頼み方を比べます。
AIに丸ごと英語で書かせる
「和菓子作り体験のキャッチコピーを英語で作って」とだけ頼むと、たとえば Discover the art of traditional Japanese sweets.(伝統的な和菓子の技を発見しよう)のような文が出てきがちです。
日本語で書いてからAIに訳させる
「和菓子を2個作って持ち帰れる/職人が英語で教える/最大6名/◯◯駅から徒歩5分」と書いて訳させれば、たとえば Make 2 Japanese sweets to take home, taught in English. Up to 6 people, 5 min from ◯◯ Station.(和菓子を2個作って持ち帰れます。英語で教えます。最大6名、◯◯駅から徒歩5分)のような文になります。
日本語で書いてから訳させた例では、何ができるか・誰向けか・どこにあるかを日本語の段階で決めているので、AIが飾りの言葉を足す余地がありません。
英語を母語とする人に英文を確認してもらう(ネイティブチェック)費用をかけるなら、広告の英文のように、お金をかけて多くの人に見せる英文から先に頼むとよいと思います。
英語の商品名と1枚目の写真を同じ内容にする
お客様は英文を読む前に写真を見るので、1枚目には商品名に書いた「何ができるか」が写っている写真を置きます。 2枚目以降の写真は、体験の流れの順に並べます。
予約サイトの商品ページには写真を10枚載せ、1枚目にはどんな商品か一目で分かる写真を選んでいます。茶道体験なら、1枚目に体験そのものが分かる写真を置き、そのあとはお茶の説明、先生がお茶を点てる様子、お客様が点てる様子、お菓子とお茶をいただく様子の順に並べます。この並べ方は、予約サイトとGoogleマップの両方で同じにしています。
商品名に「with Tempura Lunch」(天ぷらの昼食つき)と書いたのに1枚目の写真が店の外観だと、読んだ人は、天ぷらがどこにあるのかを写真の中から探すことになります。見直す手順はこうです。
予約サイトとGoogleマップで、自分の店のページをスマホで開く 商品名に書いた「何ができるか」が、1枚目の写真で指させるかを確かめる 指させなければ、それが写っている写真を1枚目に移す
商品名を書き換えたときは、同じタイミングで1枚目の写真も見直しましょう。商品名だけを変えて写真が前のままだと、英文と写真で伝えている中身がずれてしまいます。
2枚目以降の写真の並べ方は、こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
英語のキャッチコピーを見直せたか確かめる
予約サイトの商品名に、街の名前が含まれている Googleマップの説明文に、最寄り駅からの分数が書かれている 1枚目の写真に、商品名に書いたものが写っている 英文に、kominka や teishoku のような日本語の用語が説明なしで残っていない
英語のキャッチコピーは置き場所ごとに事実で書き分ける
英語のキャッチコピーは、置き場所ごとに「何ができるか・誰向けか・どこにあるか」を事実で書き直すと、外国人のお客様に伝わります。 見直す順番は、予約サイトの商品名、Googleマップの説明文、1枚目の写真です。予約サイトに載せていない店は、2から始めます。
予約サイトの商品名を「街の名前+商品+ほかの店に無い要素」で見直す Googleマップの説明文は、店の特徴を日本語で書き出してからAIに訳させ、最寄り駅からの分数を含めて登録し直す 予約サイトとGoogleマップの1枚目の写真を、商品名に書いたものが写っている写真に替える
英語以外の言語で口コミが届いたら、投稿者の言語で返信しましょう。
英文を読み返して、何ができる店でどこにあるかが分からなければ、その文から書き直します。
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