外国人客に聞かれて、答えられていますか
外国人のお客様がメニューを指して、何かを聞いてきます。
料理名は日本語で書いてあるので、どれを指しているのかは分かります。
ただ、その人が何を確かめたくて聞いているのかまでは分かりません。
お客様から聞かれているのは、ほとんどが「これは何でできているのか」という一言です。
訳せる人が同席していれば、注文はそのまま決まっていきます。
注文が決められなくなるのは、店員とお客様だけになったときです。
無料で配れているシートをそのまま使うと、自店の料理名が入っていません。何を足し、何を載せないかを、実際に聞き返された語から決めます。
外国人のお客様がメニューを指して、何かを聞いてきます。
料理名は日本語で書いてあるので、どれを指しているのかは分かります。
ただ、その人が何を確かめたくて聞いているのかまでは分かりません。
お客様から聞かれているのは、ほとんどが「これは何でできているのか」という一言です。
訳せる人が同席していれば、注文はそのまま決まっていきます。
注文が決められなくなるのは、店員とお客様だけになったときです。

指差し会話シートは、店が英語を話すためのツールではなく、お客様に指してもらうための1枚です。
誰が指すのか、そこだけ間違えなければ成り立ちます。
指差し会話シートは、日本語と外国語を並べて1枚の紙に印刷したものです。
使い方は名前のとおりで、お客様にシートを指してもらいます。
店側が英語を話すためのツールではありません。
「ご注文はお決まりですか」「お飲み物は」「お会計は現金のみです」といった文が、日本語と相手の言語で並んでいます。
店は日本語の側を指し、お客様は自分の言語の側を読んで、答えの欄を指でさして示してくれます。
英語が話せるかどうかは関係なく、店が紙の上のどこに何が書いてあるかさえ分かっていれば、会話が成り立ちます。
指差し会話シートは券売機の食券みたいなもので、言葉を交わさなくても、指すだけで用件が伝わります。
このシートは、会話を紙の上の指さしに置き換えるツールです。
あなたの店でも1枚を手元に置き、どこに何があるか覚えるだけで足ります。
英語メニューを作るとなると、全品の料理名と説明を決める作業になります。
品数がそのまま、英語メニューを作る作業量になります。
指差し会話シートのほうは、配布されているものを印刷するだけなので、その日から使えます。
ただ、私がツアーで入っている店で、この紙が置いてあるのを見たことはありません。
ありません。店で指差し会話シートを見かけたことは一度もありません。英語メニューを用意している店のほうが多いです。
私がツアーで入っている店で見かけるのは、たいてい英語メニューです。
注文を受ける、水を出す、会計をする、という決まった流れを進めるだけなら、シート1枚で足ります。
ただ、料理を選ぶところは、この紙では対応できません。
印刷した1枚は今日からの間に合わせで、英語メニューはそのあとに用意するもの、という順で考えてください。
今日の接客に使うのは1枚の紙、料理選びは英語メニューで対応します。
まずは配布シートを1枚印刷して置き、英語メニューは後回しで足ります。
指差し会話シートは、自治体や観光協会が無料で配っています。
配布元によって言語数と対象業種が違うので、その2点で見比べて1枚目を決めます。
指差し会話シートは、自治体や観光協会が無料で配布しています。
指差し会話シートを買う必要はありません。
配布元によって違うのは、載っている言語の数と、飲食店向けに作られているかどうかの2点です。
下の表は、この2点で4つの配布元を比べたものです。
自分の店の業態に近いものを1つ選んで、まず1枚印刷してください。
| 配布元 | 言語 | 対象 | 向いている店 |
|---|---|---|---|
| 東京都 EAT TOKYO コミュニケーションシート | 12言語 | 飲食店。都内に店舗がある場合のみ登録できる | ・言語をあとから足したい店 ・都内で、まず英語1枚から始める店 |
| 熊本県 国際課の指差し会話シート | 5言語(英語・韓国語・中国語の繁体字と簡体字・タイ語) | 飲食・宿泊・交通・物販・金融の6編に分かれている | ・飲食店向けの文だけを使いたい店 ・言語数より中身の近さを取る店 |
| 藤沢市観光協会 FUJISAWA Foodies | 7言語(英語・中国語の簡体字と繁体字・フランス語・タイ語・韓国語・スペイン語) | 飲食店 | ・飲食店向けに絞った項目がほしい店 |
| 沖縄県 ウェルカムんちゅ | 4言語(英語・韓国語・中国語の繁体字と簡体字) | 飲食店・ホテル・小売の3業種。出来合いのPDFではなく、項目を選んで自分で作る形式 | ・自店の項目を組み替えて作りたい店 ・※作成システムはパソコン専用 |
掲載言語と対象業種は、上の4つの配布元ページで確認しました(2026-08-22)。
年度ごとに差し替えられるページなので、印刷する前にもう一度開いてみてください。
どれも無料なので、費用ではなく、自分の店の業種に合うかどうかで選べます。
全部を見比べる必要はありません。
配布元を1つ決めて、印刷したシートを店に置けば足ります。
12言語のシートと5言語のシートが並んでいると、多いほうが良さそうに見えます。
ただ、選ぶときに大事なのは飲食店向けに書かれているかどうかで、言語の数ではありません。
宿泊も小売も一緒になったシートは、「お会計はこちらです」のような、どの業種でも使える文でできています。
それだと、注文のときに本当に要る「辛いですか」「生ですか」といった文が入っていません。
先に見るのは、そのシートが飲食店向けか業種別かです。
その業種の中で自分の店の注文の流れに近いかどうかを見ます。
言語数は、そのあとで構いません。
卓上に置けるシートの枚数には限りがあるので、どのみち12言語ぶんのシートを全部印刷することにはならないからです。
シートで見るべきは言語の多さより、そのシートに注文の場面に合う文があるかどうかです。
まずは自店の注文の流れに近い飲食店向けのシートを、1つ選べば足ります。

配布シートは来店・注文・その他の要望・会計の4場面が、店員の声かけの順に並んでいます。
選ぶときは注文の項目が厚いものを、そして自店の料理名だけは自分で書き足す前提で見てください。
配布されているシートは、だいたい同じ順番で項目が並んでいます。
来店(何名様ですか/禁煙席と喫煙席)、注文(ご注文はお決まりですか/お飲み物は)、その他の要望(お水/取り皿/会計を分けたい)、会計(現金のみです/カードが使えます)の4つです。
この並びは、店側が声をかける順番そのままです。
だから、どの配布元のシートを選んでも、シートの使い方を覚え直す必要はありません。
ただ、4つの場面がどれも同じくらい必要というわけではありません。
ツアーでお客様を店にお連れしていて、入口でやり取りができずに困った場面は、私が経験した限りでは起きていません。
困るのは、いつも注文の場面です。
シートを1枚しか印刷しないなら、来店や会計の項目より、注文の項目が多いものを選んでください。
配布シートの4場面で足りないものが1つあります。
自分の店の料理名です。
配布元は全国どの店でも使えるように作っているので、シートには「大根おろし」も「かまぼこ」も載っていません。
載っているのは「ご注文はお決まりですか」までで、その先の「これは何ですか」に答える部分は空いたままです。
印刷したシートに書き足すとしたら、その空いたままの部分だけです。
配布シートに書かれていないのは、料理の中身を伝える部分だけです。
お店で書き足すのは、自分の店の料理名だけで足ります。
足す料理名は、繰り返し聞かれたものから順に決めます。
見ただけでは材料が分からない料理だけを、多くても10個まで選べば足ります。
足す料理名は、思いつきで選ばないでください。
といっても、レジ横に紙を置いて聞かれた料理名を書き留める、といった手間は要りません。
同じ料理は繰り返し聞かれます。
2回聞かれた時点で、繰り返し聞かれる料理だと分かります。
しばらく続けて、繰り返し出てきたものから順に10個を選びます。
料理名10個で1枚に収まりますし、10個より多くなると指す場所を探すのに時間がかかります。
品数の多い店ほど、全品を英語にしたくなります。
ただ、実際に聞かれる料理は毎回ほぼ同じです。
白くて細かいものが小鉢に入っていると、何でできているのか見た目では分からないので、そこで手が止まります。
かまぼこも同じで、材料が魚だと分かれば納得して食べます。
逆に、材料さえ伝われば、それ以上の説明は求められませんでした。
料理名の聞かれ方も、込み入ってはいません。
居酒屋でしめさばを出したときも、聞かれ方は同じでした。
出てきた皿を指して、ひとこと「これは何?」です。名前を知りたいのではなく、何でできているのかを知りたいのだと分かりました。
聞かれているのは、料理の由来でも調理法でもなく「これは何」です。
だから書き添える語は、材料が分かる短い語で足ります。
長い説明を用意しても、その説明の最後までは読まれません。
訳した3語に共通するのは、材料をそのまま英語にしただけという点です。
お店でも、聞かれやすい1品に材料が分かる短い英語を添えるだけで足ります。
聞かれているのは「これは何」なので、材料が分かる短い語だけで足りているからです。
しめさばのときは、私も英語が分からず、その場でスマホで調べて答えました。
魚は普段口にしない人が多いぶん、外国人客は魚料理の名前を確かめたがります。
一度調べた語は、そのときで終わらせずに紙に書き足してください。
同じ料理は、次の外国人客にもまた聞かれます。
一度調べた語を紙に書き足しておくより、調べ直す時間が毎回かかるほうが損です。
調べる手間は一度きりで済み、次からは紙を見せるだけで済みます。
その場で調べた語は、その日のうちにシートへ書き足してください。
足す項目より、書かないと決めたものを先に外すほうが、シートは短く収まります。

シートに載せなくていい項目もあります。
シートに載せなくていい項目は、形と色で中身が分かる料理と、支払い方法の説明です。
シートにカードの項目を入れるなら、暗証番号を入力してもらうときだけに使うと役に立ちます。
卵焼きは、英語名を聞かれませんでした。
黄色くて四角いものが出てくれば、卵だと見当がつくからです。
英語名を用意しても、その英語名が使われる機会がありません。
逆に「聞かれると思っていたのに一度も聞かれなかった料理」は、卵焼きのほかに思い当たりません。
言いかえると、中身の判断は形と色だけで足りるということです。
焼き魚、唐揚げ、餃子のように、形と色で中身の想像がつく料理は、後回しで構いません。
載せるのは、見ただけでは材料が分からない料理だけです。
支払い方法の文は、多くのシートに入っています。
ただ、支払い方法の文で困った場面は、私が見てきた中では起きていません。
地元のお客さんが中心のお店ほど現金のみが多く、カードが使えないことはよくあります。
それでも海外のお客様のほうが、お店側が思うより「日本には現金しか使えない店がまだ多い」ことを知っていて、日本円の現金を持って来ています。
現金のみを理由に支払いができなくなった回数は、これまで0回でした。
支払い方法をどうするかは、シートとは別に決める話です。
判断の材料は、こちらの記事にまとめています。
インバウンド決済は何を入れるべきか|現金のみの店が決める順番訪日客が実際に何で払うのか、端末を入れれば全部通るのか。インバウンド決済を入れる前に自店で数えて決めるための判断材料をまとめました。支払い方法は、シートの出来を左右しない項目です。
現金のみのお店も、支払いは後回しにしてシートを先に作ってください。
カードが使える店なら、カードの欄に載せる価値があるのは1文だけです。
カードの欄に載せる価値がある1文は、暗証番号の入力です。
海外発行のカードは、暗証番号のところで決済できないことが、私が見た範囲で何度かありました。
そのあと、たいていこうなります。
「もう一度クレジットカードを差し込んでください」と言って、別のカードを入れるか、現金で払うことになります。
決済が通らなかったときに要るのは、次にどうしてほしいかの一言で、カードの種類の説明ではありません。
「暗証番号を入力してください」「このカードは使えませんでした。別の方法でお願いします」の2文があれば、その場でやり取りができます。
カードのブランドを並べておくより、この2文のほうがよく使われます。
カードの欄で要るのは、ブランド名より、次にどうすればよいかを伝える言葉です。
暗証番号の入力をお願いする1文と、別の支払い方法をお願いする1文を書いておけば足ります。

指差しシートで答え切れるのは、アレルギーや宗教上の食事制限の申告を受け取るところまでです。
食べられるかどうかは、店に確認して原材料表示を見てから答えてください。
食べられないものを申告されたとき、私が受けたのは豚肉、牛肉、生の魚でした。
いずれも宗教上の理由です。
インドからのお客様は制限が多く、注文を決めるまでに時間がかかりました。
そのとき、紙に書いてもらうだけでは済みませんでした。
店側に牛肉が入っていないかなどを私が確認して注文しました。
豚肉が食べられないお客様に肉の種類を聞かれて、こちらから店員に確認したこともあります。
紙に「pork」と書いてあっても、その料理に豚が入っているかどうかは、店に聞かないと分かりません。
シートだけで済ませず、厨房に確認しに行く人を1人決めておいてください。
なお、えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生の8品目は、消費者庁が特定原材料として定めているものです(消費者庁「アレルギー表示について」)。
外食のメニューが表示義務の対象になるかどうかは、所轄の保健所か消費者庁に確認してください。
申告されるのは主に宗教上の制限で、紙だけでは、その料理に食べられないものが入っているかどうかを判断しきれません。
シートだけで答えを出そうとしてはいけないのは、次の理由からです。
だしや醤油、味噌の材料まで確認して、食べられるかどうかを判断するのは、店側でも難しいです。
醤油やみりんの原材料は製品によって違うので、実物の原材料表示を見るしかありません。
シートに「大丈夫です」と書いて答えると、その判断の責任を店が負うことになります。
シートの役割は、申告を受け取るところまでです。
食べられるかどうかは、原材料表示を見てから答えてください。
英語での書き方については、別の記事に書きました。
飲食店のアレルギー表示を英語で|特定原材料8品目の一覧と書き方英語のアレルギー表示は、全部を書ききらなくても成立します。店が答えきれる範囲だけをメニューに書き、残りを予約時と卓上に回す線の引き方。シートは判断のツールではなく、聞き取りのツールです。
シートには判断の欄をつくらず、申告を受け取る欄だけにしておけば足ります。
食べられないものは、席についてから聞くより前に分かることがあります。
私は事前に分かったぶんについて、訪れる店に電話をして、特別な対応ができるかを確認していました。
焼肉の店に行ったときは、グループのうち数名が牛肉を食べられず、その数名だけ個別注文にしてもらいました。
電話で予約したのは3週間前です。個別注文は当日にしました。
電話で確認できるのは、店が食べられないものへの特別な対応をできるかどうかだけです。
誰が何を食べないかを決めるのは、当日になります。
だから、店が予約の電話を受けた時点で「食べられないものがある方はいますか」と一言聞いておけば足ります。
くわしい中身を当日に決めるとしても、先に電話で一言聞いておくのと、当日に紙で一から聞き取るのとは、かかる時間が違います。
英語メニューと指差し会話シートは、渡して読ませるものと、指して答えてもらうもので役割が分かれます。
メニューに書いた料理名は、シートから消して構いません。
英語メニューと指差し会話シートの2つを両方作ると、同じ内容を二度書くことになります。
役割を分けてください。
英語メニューは、店から渡して読んでもらうものです。
料理名と、中身の説明が入ります。
指差し会話シートは、お客様が指して答えるものです。
何名か、飲み物は何か、支払いはどうするか、といった店からの問いが入ります。
英語メニューは店からお客様へ、指差し会話シートはお客様から店へと、伝える向きが逆なので、中身は重なりません。
先にシートを作り、あとから英語メニューを作ったときは、シートを1回見直します。
大根おろしを Grated radish と英語メニューに書いたなら、その語はシートから消して構いません。
お客様はメニューを読めばその語の意味が分かるからです。
シートに残すのは、メニューには書けない文だけです。
シートに残す文は、「辛さは調整できます」「これは生です」のような、注文のときに口で伝える内容です。
シートより英語メニューのほうを先に作りたい場合は、次の記事で詳しく説明しています。
飲食店の英語メニューの書き方|見本3枚と1品に載せる4項目英語の料理名だけを並べたメニューだと、結局その場で「これは何ですか」と聞かれます。1品に書く4項目と、和食・居酒屋・カフェの見本を置きました。メニューを読めば分かる語は消し、シートには口で伝える言葉だけを残します。
英語メニューを作ったら、シートを一度読み返して、メニューと同じ語を消してください。

紙とスマホは、混雑しているかどうかで使い分けます。
注文は紙で受け、込み入った説明はアプリに任せると、手が止まりません。
紙より翻訳アプリのほうが、載っている語はずっと多いです。
それでも紙を置くのは、対応にかかる時間のためです。
混雑している時間に、スマホを出して、アプリを開いて、話しかけて、画面を見せることになります。
スマホで対応しているその間、ほかの卓に行けません。
使い分けは単純です。
紙は「はい・いいえ」で終わる質問に向いていて、アプリは長い説明に向いています。
両方置いておいて構いません。
紙とアプリのどちらを選ぶかの基準は語数の多さではなく、その場でかかる時間です。
混み合う時間だけ紙を出し、手が空いたらスマホに切り替えてください。
シートに自分の店の料理名を足すとき、翻訳した英語をそのまま貼らないでください。
翻訳は、指示を与えないかぎり、説明的で長い文になって出てきます。
料理名は、長い説明文ではなく材料が分かる短い語にしてください。
かまぼこは「a Japanese processed seafood product」(日本の魚の加工品)より「fish cake」のほうが伝わります。
料理名を指で示して、目で読んで、うなずくまでが1秒で終わる長さかどうか。
確認するのはその長さだけで構いません。
「Kamaboko (fish cake)」は材料が分かる短い語なので、指で示してから読み終わるまでが一瞬で済みます。
1枚しか印刷しないなら、卓上に置いてください。
聞き返されるのは注文のときだからです。
置き場所ごとに、シートに要る項目は変わります。
3か所に同じ1枚を置いても悪くはありませんが、卓上の1枚に載せる項目を増やすほうが先だと思います。
シートをラミネートしておくと、汚れても拭けます。
紙は置く場所の数ではなく、卓上に置く1枚の中身で差が出ます。
まずは卓上に置く1枚の項目を増やして、ラミネートで足ります。
アプリ側の設定と、通じない場面は 翻訳アプリの接客での使い方 に書いています。
翻訳アプリの接客での使い方|通じる場面と通じない場面注文と料理の質問はアプリ、食べられないものの確認と会計は別の手段。翻訳アプリを接客のどの場面で使い、どこで使わないかを切り分けます。ここでいう2言語目とは、日本語のシートに英語を足したあと、3枚目として足すかどうかを考える言語のことです。
日本語と英語の2枚がそろっている前提で、韓国語や中国語を足すかどうかを決めます。
その言語は、来店した人が書いたGoogleの口コミを数えて決めます。
印刷して卓上に置く指差し会話シートは、英語ともう1言語の2枚までに留めてください。
英語の次に足す言語は、自店のGoogleの口コミを言語別に数えて、いちばん多かった言語にします。
来ている国の印象で決める必要はありません。
口コミの言語を数えるのに、新しく用意するものはありません。
自店のプロフィールを開いて、日本語と英語を除いた口コミが何語で書かれているかを数えます。
口コミを何10件かまとめて見れば、どの言語が多いかが分かります。
私が見ている都内のコーヒー店では、日本語・英語以外だと韓国語の口コミがまとまった数あります。
この店が英語の次に足すとしたら、中国語でもタイ語でもなく韓国語です。
口コミを書くのは、実際に来店した人なので、推測ではなく実績値になります。
口コミの言語と、実際に来店しているお客様の国は、だいたい一致していると感じています。
来ている国を思い出しながら決めるより、口コミを数えるほうが早く、間違いも起きにくくなります。
まずは口コミを数10件ながめて、多い言語を1つ選べば足ります。
配布元は12言語まで用意していますが、12枚すべてを卓上に置く必要はありません。
紙が増えるほど、店員が正しい1枚を探す時間が増えます。
指差し会話シートは、探す時間をなくすためのツールなので、その探す時間が逆に増えると意味がありません。
置くのは英語と、口コミで多かった1言語の2枚までにしてください。
3言語目が要ると感じたら、そのときは紙ではなく翻訳アプリで対応してください。
配布元から配られた指差し会話シート1枚に、自分の店で聞き返された言葉を足すだけの話です。
今日は指差し会話シートの英語版を1枚、卓上に置くところから始めれば足ります。

指差し会話シートは、買うものでも作るものでもありません。
無料で配られている1枚を印刷して、自分の店で実際に聞き返された料理名だけを足せば終わりです。
明日から順にやることは3つです。
今日中に終わります。
ここまでで、注文のやり取りは紙でできるようになります。
迷ったときの判断基準は1つです。
見ただけで材料が分かる料理はシートに載せない。
分からない料理だけシートに載せる。
そのうえで、多言語対応の相談を受けたときに私が最初に勧めているのは、この紙ではありません。
そもそもメニューが日本語しかないと、外国人は注文できないし、注文に時間がかかったりクレームになりかねません。だからメニューから手をつけるよう勧めました。
最終的に目指すのは英語メニューです。
指差し会話シートは、英語メニューを用意できるようになるまでの間、今日から使える1枚であり、メニューを英語にしたあとも「注文のときのやり取り」に使える紙でもあります。
英語メニューのほうの作り方は 飲食店の英語メニューの書き方 にあります。
指差し会話シートと英語メニューのどちらか一方を選ぶ話ではありません。
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「海外のお客様に見つけてもらえない」「英語での発信が続かない」。いま困っていることを一つ挙げていただくところから始めます。